天国と地獄

皆さんは子連れの家族を見てどんな感情を抱きますか??
赤ちゃんとお母さんが公園でシャボン玉で遊んでいたり…
お父さんに肩車されてキャハキャハはしゃいでいたり。
私は赤ちゃんが欲しかったけどなかなかできない時期もあったので、子連れの家族はそれこそ理想の家族であり、最上級の幸せに包まれているように見えていたのでした。
これから数回に分けて、私が実際に体験した産後クライシスについてお話したいと思います。

我が子だけど、はじめまして

産後初めて不安を感じたのは、夜間赤ちゃんと初めて2人きりになった時の事でした。
昼間は看護師さんが来たり、掃除の人や事務の人が訪ねて来ていたのですが、夜になるとシーンとした病室に赤ちゃんと2人きりになってしまいました。
はじめはすやすや眠っていてくれたので、自分もそろそろ寝ようと電気を消して寝ようとしました。
うとうとして、ようやく眠れそう…となったその瞬間!
おぎゃーおぎゃ~
起きちゃった、もうおっぱいの時間か。
右乳あげて、左乳あげて。
おぎゃーおぎゃーおぎゃ~!
まだ足りなさそうだな、粉ミルクあげよう。
痛っ!!
お湯を沸かすために身体を動かすと会陰切開した部分があたって激痛が走ります。
おぎゃーおぎゃ~!!おぎゃーおぎゃ~!!!
ちょーっと待ってね~・・・
と言ってみたものの、何故か泣いている赤ちゃんを放置できない自分がいました。
片手で新生児を抱きながら暗闇で必死に粉ミルクを作り、痛みに耐えながら部屋の中を動き周りミルクを冷ましている自分が鏡に映っていました。
なんでだろ…
赤ちゃんの泣き声はそんなに大きくはないはずなのに…
自分は聞き逃す事ができませんでした。
どうにかしなければ
そればかり考えていた様に思います。
そしてティファールを手にした私はふと
もしもこのお湯が赤ちゃんにかかってしまったら……
と想像してしまうのでした。
普段は想像力の乏しい私がリアルに想像を膨らませていました……。
ミルクをあげ終えてお腹いっぱいになった赤ちゃん。
とっても満足気でウトウトしてきた様子です。
そーっと赤ちゃん用のベットに寝かそうと置いたその瞬間!!
おぎゃーおぎゃ~!!
ごめーん、起こしちゃった汗
ゆらゆーらあやして、ねんね~ねんね~♪
寝たかなぁ。。。おぎゃー!!!
泣く娘を必死にあやして寝かしつけ、そっと置いた瞬間又は置くのに成功したとしても自分がベットに戻ってまた眠りにつくかつかないか…という時にまた繰り返し娘は泣くのでした。
その度におっぱいの時間かどうか確認し、おむつは綺麗か、寒くないか、暑くないか、置き方を工夫してみたり、おっぱいの量や足すミルクの量がどうなのか考えてみたり…
気が付けば私は自分のベットの背中を上げて座れる状態にし、会陰切開で激痛が走るのにも関わらず娘を膝の上に置いて、自分は背もたれにもたれて眠ったまま朝を迎えていました。
何これ、こんなに寝ないの?
何の地獄かと思った……
初めての母子同室は一時も心休まる事がなく、まるで地獄のように感じてしまったのでした。
皆さん、覚えておられますでしょうか。
私が陣痛を感じ始めたのは夜中の午前3時頃。
そして産まれたのが次の日の早朝5時です。
ここまで27時間ぶっ通しでお産を経験し、お産の日の日中は休めたものの、夜は何故かアドレナリンが出まくっていて一睡もできず。
その次の日の夜が初めての母子同室でした。
ここで既に計3日ろくに寝れていない事になります。
次の日、看護師さんに今日は赤ちゃんどうしますか??と聞かれました。
今から思えばベビー室に預けて休めば良かったと思います。
でもその時の私はこの生活に慣れないと家に帰った時に不安だと思っていたのでした。
もちろん、次の日の夜も自分の産後の痛みに耐えながら、慣れない新生児の世話に明け暮れたのは言うまでもありません笑

新生児の生活リズム

これは後から知った事なのですが、お腹の中にいる時、赤ちゃんはお母さんの生活の邪魔をしないように、夜間活発に活動しているそうです。なのでお母さんが寝ようとする時に胎動が起こりやすい事は良く知られています。

お腹の中で夜中に活発に活動していた赤ちゃん。

外に出て来ていきなり太陽と出会ったのです。昼と夜がある事など知る訳がないのです。

なので、赤ちゃんが夜に泣き、日中大人しく寝ていたりするのは、初めのうちは仕方のない事なのです。

大切なのはパートナーの理解

あまり誰も教えてはくれませんが、妊娠中よりも産後の方が大変です。

妊娠中はお腹の中に赤ちゃんがいるので、赤ちゃんの影響と言えば、胎動とつわりくらいです。

つわりで入院しちゃう人もいますので、一概には言えませんが……

妊娠中は身体に見合わないお腹の大きさに耐えかねて、早く産んで軽やかに動きたい!!と思うものです。

しかし産後すぐは変な歩き方じゃないと動けないし、何より睡眠が取れません。

私達は普段、自分のリズムで睡眠を取っているので、自分のリズムで眠れない辛さというのは軽く想像を超えます。

赤ちゃんのお世話を終えてすぐ寝ようと思っても、すぐ眠れる訳ではありません。

目の冴えがやっと収まってきて……うとうと気持ちいい……やっと眠れそう♡♡

そんな時に決まって起こされます笑

なので、大切な事は赤ちゃんが産まれる前から、パートナーと共に産後の生活について理解し合い、話し合っておく事だと思います!!

もちろん、お母さん自身も想像を絶する生活が待っている訳ですから、前もって全て話し合う事にも限界があると思います。

限界を感じたら……

何で分かってくれないの!?!?

どう見ても大変だって分かるでしょ!?

……と言いたくなるのですが、旦那さんにとっても分からない事ばかりなので、責めるのではなく、共感してもらうようにしましょう♡♡

『お母さんが非常事態』というNHKのスペシャル番組があるのをご存知でしょうか。

最新科学で子育てが何故こんなにも辛いのかを分析した番組です。

女性はどうしても感情的になりがちなので、なかなか旦那さんに不満をぶつけても理解してもらいにくいと思いますが、この番組は理論的、生物学的にママの状態を分析してくれていますので、男性にも理解されやすいかと思います!

産前に旦那さんと一緒に見て見て下さい♡♡

産後の方も、見ると少し楽になると思いますよ♡♡